低血糖症の病状と処置

血糖値は食事によって多少の変動をしています。血糖値がこの正常な変動幅を超えて低いほうに傾き、それによる症状が現れた時、低血糖症といいます。
症状の現れ方
一般に低血糖症状は、自律神経症状と中枢神経症状とに分けられます。 血糖値が急激に下がる時は自律神経症状が強く、血糖値が緩やかに下がる時は中枢神経症状が強く出ます。
(1)中枢神経症状は意識の混乱、おかしな行動、集中力の散漫、眠気、発語困難、頭痛、複視(ふくし)、けいれん、昏睡(こんすい)などです。 (2)自律神経症状は空腹、発汗、震え、不安、動悸(どうき)、口唇乾燥などです。自律神経症状は主にインスリン拮抗ホルモンの作用によります。インスリン拮抗ホルモンとは、低血糖になると分泌が亢進するホルモンで、アドレナリン、グルカゴン、コルチゾール、成長ホルモンなどがあります。 (3)無自覚性低血糖はその他に、無自覚性低血糖があります。本人が低血糖症状を発しない(狭義には低血糖症状を自覚できない)、他人の介助を必要とするものをいいます。糖尿病神経障害が存在したうえに無自覚性低血糖が起きると、生命に危険を及ぼすこともあります。
低血糖を起こした時の処置
意識があり経口摂取が可能な時は、砂糖15-20gを飲みます。
糖分を含む缶ジュース・缶コーヒーでも構いません。
10-15分で回復しない時は、再度同量を摂取します。
意識がない時意識障害を来した時には、家族や周囲の協力が必要になります。
砂糖・ブドウ糖を歯茎と唇の間に擦り込む誤嚥のおそれがあるので、水に溶かしたものを口の中に流し込むことは避ける。
グルカゴン注射
病院に搬送する(救急処置がとれない、救急処置でも回復しない時)
グルカゴン注射グルカゴンは肝臓のグリコーゲンを分解し、ブドウ糖を放出する作用があります。添付の溶解液で溶かし、筋肉内に注射します。グルカゴン注射で回復した後は、軽く経口摂取しておくことが必要です。

媚薬の歴史は古く、その起源は古代ヨーロッパにまで遡ります。